令和5年度「ご安全に運動研修会」

 

「パトロールの指摘事項と防げたはずの災害事例」テキスト表紙

 

 

 建災防大阪府支部では、年間を通じて「ご安全に運動」を推進しています。そのなかで「ストップ・ザ・ついらく」「命綱GO活動」強調期間や「熱中症予防対策」強調期間を設けて重点的に対策を講じるなど、より実効のある災害防止活動をめざして諸施策を展開しています。

 「ご安全に運動研修会」は同運動の中核をなす活動であり、昭和53年以降、毎年時宜にかなったテーマを選定して安全衛生に関するテキストを作成し、分会単位で研修会を開催しています。

 令和4年の大阪府下の建設業における死亡災害件数は、前年より3件減少し12件となりました。これを事故の型別に見ると、墜落・転落災害が7件と最も大きな割合を占めています。また、令和5年も9月30日時点で墜落・転落災害は11件中8件と、依然として死亡災害件数の7割以上を占めております。

 今年の研修会テーマは「パトロールの指摘事項と防げたはずの災害事例」です。テキストでは、死亡災害に繋がる可能性が極めて高い墜落・転落災害をはじめとする様々な災害事例と関連するパトロールでの指摘事項を取り上げ、災害の背景には多くの危険有害要因があること、また指摘に至る経緯等があり、パトロールでこれらを突き詰めることの重要性を認識し、現場における安全衛生水準の向上を目的としております。

 この「ご安全に運動研修会」は、建災防大阪府支部13分会で開催いたします。各分会の研修会の日程につきましては、 こちら をご覧下さい。