大阪労働局長 安全衛生パトロール

 

 12月は工事が輻輳することによる災害発生が懸念されることから、大阪労働局では近畿の各労働局と連携し、一斉に現場指導を実施いたしました。その取り組みの一環として、大阪労働局は、121日、「(仮称)うめきた2期地区開発事業新築工事のうち北街区賃貸棟新築工事」(施工=竹中工務店・大林組JV)の現場において、安全衛生パトロールを実施しました。同パトロールには、大阪労働局から木原 亜紀生 局長をはじめ小野 祥二 安全課長ら幹部職員が出席されました。

 パトロールに先立ち、木原局長が「大阪を代表する日本有数の繁華街『うめだ』エリアにおいて施工される大阪で最も注目されている大規模再開発工事の一区画であり、ホテル、事務所、中核施設、商業施設を含む複合施設の新築工事と伺っている。十分なリスクアセスメントを行い、作業間の連絡及び調整を密に、現場の皆さんが一致協力して工事を進め、災害“ゼロ”を達成されることを期待する。大阪府内の建設業における死亡災害が増加している状況から、本年920日に死亡災害防止のための緊急要請を行い、『経営のトップによる現場の安全パトロールの実施』、『安全衛生管理体制の整備等』、『安全衛生教育等の推進』、『リスク“ゼロ”大阪推進運動』について、積極的に取り組みをお願いしている。貴事業場においても、本要請の趣旨を御理解いただき、安全対策の強化について御協力をお願いしたい」と挨拶されました。

 

 パトロールの後、小野安全課長は「足場の手すりなど安心感・安定感のある設備対策を取っていただいている。コミュニケーションや、清掃面でも見事に安全管理が整っている。加えて、通路明示・注意喚起表示のような安全見える化活動、最先端技術を活用した安全衛生に係る取り組みも見られた。女性が働きやすいよう配慮された現場で、和と親切をスローガンに掲げられた素晴らしい現場管理である。今後も他の現場の模範となる先駆的な取り組みをお願いしたい」と講評されました。