大阪労働局長 安全パトロール

木暮 康二 大阪労働局長 安全パトロールの様子

 

 12月は工事が輻輳することによる災害発生が懸念されることから、大阪労働局では近畿の各労働局と連携し、一斉に現場指導を実施いたしました。その取組みの一環として、大阪労働局は、121日、「(仮称)本町サンケイビル建設工事」(施工=㈱竹中工務店)の現場において、安全パトロールを実施しました。同パトロールには、大阪労働局から木暮 康二 局長をはじめ堀 幸男 安全課長ら幹部職員が出席されました。

 パトロールに先立ち、木暮局長が「当現場は大阪の中心地の現場であり、人の往来や交通量も多い中で、高さ約100mの高層建築物を建てるという制約条件下で実施する難工事である。十分な安全衛生管理を実施し、作業間の連絡及び調整を密に、全員が一致協力して慎重に工事を進め、ゼロ災害を達成されることを期待している。」と挨拶されました。

 久下作業所長の挨拶の後、工事担当者より、現場における安全管理の取組みや、工事概要等について説明がありました。その後、作業環境や安全設備の整備状況、労働災害防止の取組みなどを巡視しました。

 パトロールの後、堀安全課長は、「現場の様々な箇所で安全見える化活動に取り組まれ、ICTなどを用いた最先端の技術を活用した安全衛生に係る取組みを拝見した。」と講評した上で、「気忙しい年末年始は、少しの気の緩みから危険な状態で作業を行うことがあれば、災害が発生することが考えられる。特に建設現場では、安全であった場所が刻々と変化し、危険のはらむ現場となり得る。危険であることを認識すれば、立ち止まる勇気を持ち続けて作業を行っていただきたい。」と要請されました。